2011/10/31

公開セミナー:グローバル時代の人の国際移動と多文化教育(案内)

上智大学の杉村会員からご案内がありました。
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上智大学学内共同研究・科研プロジェクト共催公開セミナー

グローバル化時代の人の国際移動と多文化教育

2011年11月5日~6日  上智大学

上智大学学内共同研究「多文化共生社会におけるESD・市民教育の可能性」と科研補助
金研究「人の国際移動と多文化社会の変容に関する比較教育研究」の共催により、下記の
通り公開セミナーを開催することとなりましたのでご案内申し上げます。

第1部 人の国際移動と多文化社会

日時:2011年11月5日(土)  13:30-18:00
場所:上智大学2号館510会議室
使用言語:英語及び日本語

13:30 開会の辞
参加者紹介

13:45-14:20 発表 (1) ALTINYELKEN, Hülya Kosar (Amsterdam University)
Education of the Migrant Girl: a case study in western Turkey
14:20-14:55 発表 (2) MENGELKOCH, Arnold Josef (Berlin City)
Migration in Germany and Berlin-Neukölln - how to integrate families
with low education background"

Break

15:10-15:45 Presentation (3) CHO, Oakla (Sogang University, 韓国・西江大学)
How Changsin-dong becomes the place for foreign workers in Seoul?
15:45-16 20 Presentation (4) Gao Yimin (Beijing Normal University北京師範大学)
「国際的な人的資源の配置-中国における留学生派遣と人材誘致のプロジェクトを中心に
-」
Break

16:35 -17:35 討論
17:40
閉会の辞

第2部 日本における外国籍住民コミュニティと多文化教育

日時:2011年11月6日(日  10:00-14:00
場所:上智大学2号館14階1415-c会議室
使用言語:英語及び日本語

10:00    開会の辞
10:15-10:50 発表 (1) MOUER, Ross(Meiji University)
“Preparing Japanese Employees for the Global Interface”

10:40-11:15 発表 (2) 二井紀美子 (愛知教育大学)
「在日外国人の子どもたちの教育の現状―日系ブラジル人を中心に」
11:15-11:45 日系人学生による発表

昼食

12:45-13:45 討論
13:45-14:00 総括
14:00
閉会の辞

【問い合わせ・申込み先】
上智大学総合人間科学部教育学科
杉村美紀






2011/10/08

2011年11月例会のご案内 [確定]

第三世界の教育研究会開催のお知らせ

「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。



【日時】 2011年11月12日(土) 14:30-17:30

【場所】 国立教育政策研究所 第2特別会議室
[中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

【発表】
1. 川口 純さん(早稲田大学・院)
「教員養成課程の改定が教員の質に与えた影響について―マラウイの初等教員養成政策を事例として―」
(多くの東南部アフリカ諸国では、EFA達成に向け、初等教育の量的拡大が国策として進められている。しかし、その一方で短期的な教員の量的拡大のみを費用対効果の目的とした教員養成が実施されてきた。本発表ではマラウイを事例とし、初等教員養成政策の改定が教員の質にどのような影響を与えたのか、実証分析の結果を報告する。)

2. 小原優貴 さん(日本学術振興会特別研究員)
「インドにおける無認可学校の正当性の検証―低額私立(Low-fee Private, LFP)学校を中心として―(仮)」
(近年インドでは公立学校の機能不全を背景として、無認可の低学私立(Low Fee Private, LFP)学校が貧困層の間で浸透しつつある。本発表では無認可学校の違法性が審理されたデリー高等裁判所での訴訟の記録と、発表者のデリーでの調査結果をもとに、インドの無認可学校の正当性について検証する。)

会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://goo.gl/AHFML

交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html
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第三世界の教育研究会ブログ
(2010年1月以降)
http://3rd-world-education.blogspot.com/
(2009年12月まで)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/







2011/10/04

ご案内:「アフリカ子ども学を語る会」in Nagoya(10/9)

会員の山田肖子さんからのご案内です。ご希望の方は、直接お問い合わせ・ご参加ください。
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「アフリカ子ども学を語る会」in Nagoya

日時:2011年10月9日(日)13:00-16:00

場所:愛知県立大学サテライトキャンパス(愛知県産業労働センター(ウィンク愛知)15階)
名古屋駅桜通口より徒歩5分
http://www.winc-aichi.jp/access/

主催:アフリカ子ども学研究会、アフリカ日本協議会、愛知県立大学多文化共生研究所、名古屋大学大学院国際開発研究科

参加無料

■開催趣旨
 「アフリカの子ども」と聞いて思い浮かぶイメージは?
 飢餓? 児童労働? 不就学? 子ども兵?
 確かにそれらも現実の一面ではありますが、それらマイナスのことがらだけをつづりあわせて、アフリカの子どもたちのイメージ全体を作ってしまっていませんか。
 アフリカは、人口10億人の半数を子どもたちが占めていると言われる大陸です。アフリカを理解するためには、子どもたちの姿を学ぶことが必要です。不幸な問題に注目するだけでなく、「アフリカに、実に多くの子どもたちが暮らしている」という現実から出発したいと思います。
 子どもたちは日々何を食べて、どんな交友関係をもっていて、学校や仕事やお金のことをどう思っていて、周りの大人たちとどう付き合っているのだろうか?そのふだんの暮らしと文化に学びながら、これからの関わりを考えていくための「アフリカ子ども学を語る会」を開きます。研究者、支援 者、アフリカで子ども時代を過ごした当人たちによる座談会を手がかりに、一緒に考えてみましょう。

■プログラム

13:00-13:10 アフリカ子ども学を語る会・開催の趣旨
亀井 伸孝(愛知県立大学)

13:10-13:40 パネリストによる報告「私にとってのアフリカ子ども学」
司会: 山田 肖子(名古屋大学)
報告1: 村島 正(ミコノの会)
報告2: 中和 渚(東京未来大学)
報告3: ウィリー・トコ(東京大学)

13:40-15:00 パネルディスカッション
司会: 山田 肖子
パネリスト: 村島 正/中和 渚/ウィリー・トコ/亀井 伸孝

15:00 休憩

15:15-15:35 コメント
コメント1: 秋山 裕之(京都華頂大学)
コメント2: 清水 貴夫(名古屋大学)

15:35-16:00 全体討議

16:00-16:30 機材など片づけ、懇親会準備

17:00 懇親会

■発題者紹介

亀井 伸孝(かめい・のぶたか)
愛知県立大学外国語学部。関心事は、アフリカ狩猟採集民の子ども、少数言語、遊びなど。著書に『森の小さな〈ハンター〉たち』『アフリカのろう者 と手話の歴史』ほか。

山田 肖子(やまだ・しょうこ)
名古屋大学大学院国際開発研究科。関心事は、アフリカにおける教育政策、学校を中心とする若者の知識、技能形成、教育を通じた価値形成など。著書 に『国際協力と学校』『アフリカのいまを知ろう』ほか。

村島 正(むらしま・ただし)
ミコノの会事務局長。NGOスタッフとして、ケニアで学校支援などの活動を行っている。

中和 渚(なかわ・なぎさ)
東京未来大学こども心理学部。関心はアフリカの数学教育開発、数学の学びと子どもたちの生活の関連。論文に「ザンビア基礎学校における数学授業の 学習:指導の特徴と改善に関する考察」『アフリカ教育研究』(2010)1号、77-91他。

Willy Lukebana Toko(ウィリー・ルケバナ・トコ)
東京大学大学院学際情報学府。NHK World Radio Japanフランス語放送ジャーナリスト。関心事は、先進諸国におけるアフリカ・イメージ。特に学際的に観たメディアや援助団体などに流布される「アフリ カ」。「アフリカ」から見た「アフリカ」。論文: " L'heure des religieux dans une Afrique abandonnee. Sentir avec Ecclesia in Africa " in Aube Nouvelle, n.35, 1996: 3-15 ; "La violence en Afrique : une fatalite ? " in Aube Nouvelle, n.38, 1997: 26-36 ; " L'Afrique va-t-elle survivre au troisieme millenaire ? " in Aube Nouvelle, n. 39, 1997: 78-89など。

秋山 裕之(あきやま・ひろゆき)
京都華頂大学現代家政学部。関心事は、アフリカにおける子どもと青年など。共著に『遊動民(ノマッド)』ほか。

清水 貴夫(しみず・たかお)
名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程。専門は文化人類学、関心事は都市、若者文化、人の移動など。業績は「少年の移動と「ストリート・チルド レン」~ブルキナファソ ワガドゥグの事例から~」(人間の探求シリーズ9 Kyoto Working Papers on Area Studies No.99 (G-COE Series 97))など。

■問い合わせ・参加連絡
(特活)アフリカ日本協議会・斉藤
 電話  03-3834-6902
 E-mail info@ajf.gr.jp

■「アフリカ子ども学研究会」とは
 2010年9月、アフリカ日本協議会(AJF)の主催で、アフリカの子どもの民族誌『森の小さな〈ハンター〉たち』の公開書評会を開きました。 その参加者を中心とし、分野や専門の違いをこえて「アフリカの子どもたちに学ぼう」という共通の関心で集まっている人たちのネットワークです。

※「『森の小さな〈ハンター〉たち』を手がかりに「アフリカ子ども学」を考える」(2010年9月9日)の記録を以下で読むことができます。
http://www.ajf.gr.jp/lang_ja/africa-now/no90/top2.html