2012/09/27

2012年10月例会(10/13)のご案内

第三世界の教育研究会開催のお知らせ

「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。



【日時】2012年10月13日(土)14:30-17:30

【場所】 国立教育政策研究所 第2特別会議室
[中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

【発表】
日下部達哉さん (広島大学)
「バングラデシュ教育拡充政策が近郊農村の貧困層に与えた影響ー二農村の比較事例研究」
(昨年1月に本研究会で発表したバングラデシュ僻地農村の事例研究において、教育制度拡充が、教育機会の拡充や職業接続に依然、貢献できてないことを明らかにした。今回、近郊農村で収集した10年間の追跡調査結果を基に、教育制度拡充が貧困層子弟に対し、何らか貢献したのか、僻地農村との比較も行いながら、厳格に検証する。)

森田実希さん(広島大学・院)
「ニカラグアの思春期リプロダクティブヘルス教育に関する研究―ピアエデュケーションの有効性―」
(本研究では、ニカラグアを事例にピアエデュケーションを用いた思春期リプロダクティブヘルス教育の効果を検証した。その結果、若者の性の自己決定能力に影響を及ぼすことが予測される知識や意識などに一定の効果がみとめられた。研究を通して浮き彫りになった今後の課題とともに報告する)

会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://bit.ly/7Cb1aU
交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html

----------------------------------
第三世界の教育研究会ブログ
(2010年1月以降)
http://3rd-world-education.blogspot.com/
(2009年12月まで)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/

国際シンポジウム 教育分野におけるアジア新興ドナーと日本:アジアらしさの模索と多様性


名古屋大学の山田肖子会員からの情報です。申し込み、お問い合わせには、下記の情報をご参照ください。
----------------------------------------------------
国際シンポジウム
教育分野におけるアジア新興ドナーと日本:アジアらしさの模索と多様性

主催:名古屋大学国際開発研究科、JICA研究所
後援:国際開発学会
日時:102513:00-17:30
場所:JICA研究所国際会議場
申込み方法:セミナーへのご参加を希望される方は、以下「参加申込み」ボタンから参加申込みフォームに必要事項をご記入の上、お申込み下さい。(1023日(火)受付締切) お申込み人数が定員に達し次第、締め切りとさせていただきますので予めご了承下さい。



開催趣旨
 OECD-DACに加盟した韓国、急速にアフリカでの存在感を増している中国、インドなど、かつて被援助国であったアジアの国々の援助国化が進んでいる。DACに加盟していない国々には、援助効果向上のためのパリ宣言など、援助モダリティに関する合意が拘束力を持たないこともあり、援助手法や対象の多様化が進んでいる。
 中国が、1955年のバンドン会議から続くアジア・アフリカの歴史的連帯を強調するなど、既存の援助理念とは違った論理が用いられる一方で、自国の戦後復興の経験と関連付けて教育支援を位置づける韓国などは、日本のODAにも共通する理念を提示している。
 このように、アジアのドナーには、DAC加盟国の従来の枠組みにない理念的、制度的特性を備えつつ、80年代以降、日本が展開しようとしてきた援助モデルやシステム、理念と通底する「アジア的」とも言える要素も垣間見える。このように、異なる部分もありつつ、共通性を見出す可能性も高いのがアジア・ドナーとの関係ではないかと思われる。
 アジア・ドナーの教育分野での支援は、人材育成を重視するアジアの伝統もあり、それぞれの理念やシステムの特性を反映している。そこで、このシンポジウムでは、アジア・ドナーの教育分野での途上国支援に焦点を当てて比較し、相違点と同時に、共通項を探ることを目的とする。それにより、相互理解を深めるとともに、連携も含めた今後の可能性が展望できれば幸いである。

プログラム案:

13:00-13:15
開会挨拶:15
JICA研究所長 細野昭雄
名古屋大学国際開発研究科長 藤川清史

13:15-13:30
開催趣旨説明:15
名古屋大学 山田肖子
「教育セクターにおける日本を取り巻く援助環境の変化:国際援助動向とアジア・ドナー」

13:30-15:30
発表:120
(1)         JICA研究所 結城貴子15分)
「日本の教育援助:現場の知見を活かすメカニズムに向けた挑戦事例」
(2)         ソウル大学校(Seoul National University) Dr. CHUNG, Bong Gun20分)
「韓国型ODA:教育ODAに反映された概念と実践の批判的レビュー」
(3)         浙江師範大学(Zhejiang Normal University) Dr. NIU, Chang Song20分)
「中国の教育援助:国際援助哲学と援助メカニズムを中心に」
(4)         インド国立教育計画・行政大学(National University of Educational Planning and Administration) Dr. TILAK, Jandhyala B. G. (20)
「インドの教育援助:国際援助哲学と援助メカニズムを中心に」
(5)         マレーシア国立防衛大学(National Defense University Malaysia) Mr. AHMAD, Abdul Razak
「世界に向けたマレーシア:“スマートエイド”を通じたマレーシアの存在の可視化」(20分)

ディスカッサント:香港教育学院(Hong Kong Institute of Education) Dr. MOK, Ka Ho (10 min.)

15:30-15:45
コーヒーブレイク:15

15:45-16:00
発表に対する質疑応答:15

16:00-16:50
パネルディスカッション:50
「アジア・ドナーの類似点、相違点とアジア型教育支援の可能性」
パネリスト:
結城貴子 JICA研究所 研究員
CHUNG, Bong Gun ソウル大学 教授
NIU, Chang Song 浙江師範大学 准教授
TILAK, Jandhyala B. G. インド国立教育計画・行政大学 教授
AHMAD, Abdul Razak マレーシア国立防衛大学 准教授
MOK, Ka Ho 香港教育学院 教授

モデレーター:
山田肖子 名古屋大学 准教授

16:50-17:10
パネルディスカッションに対する質疑応答: 15

17:10-17:30
閉会

2012/09/11

2012年9月例会(9/15)のご案内


第三世界の教育研究会開催のお知らせ

「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。



【日時】2012年9月15日(土)14:30-17:30

【場所】 国立教育政策研究所 第2特別会議室
[中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

【発表】
ノールーズィ ヘディエさん(早稲田大学・院)
「イランにおけるパルワレシ活動」

斉藤 泰雄さん(国立教育政策研究所)
「カラチ・プラン再考-アジアにおける初等義務教育普遍化への夢と現実」

会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://bit.ly/7Cb1aU
交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html

----------------------------------
第三世界の教育研究会ブログ
(2010年1月以降)
http://3rd-world-education.blogspot.com/
(2009年12月まで)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/