この度、『国際移動と教育 東アジアと欧米諸国の国際移民をめぐる現状と課題』(明石書店、2011年1月)を出版しました。
内容は以下の通りです。
目次
はじめに 宮島喬
第I部 日本における国際移動にまつわる教育問題
第1章 日本における外国人受け入れと子どもの教育
−国際移動と「外国人子女教育」の課題− 江原裕美
第2章 外国人集住地域の小学校のとりくみと教員の意識変容 土屋千尋
第3章 ブラジル学校の現状と課題を考える 小島祥美
第4章 日本にいる外国の子ども(在日韓国・朝鮮人の子どもの教育)佐野通夫
コラム 「日本で育った子どもたちの今」 二井紀美子
第5章 カリキュラム・エンパワーメントと教授言語の問題 浅沼茂
第6章 多文化共生の社会にむけた教員養成への視座
西井麻美・本保恭子・西崎博子
第7章 多文化社会における養育者の教育観の形成
−新宿のニューカマー韓国人を対象とした探索型集団面接から−
渡辺幸倫・李ホヒョン・帆足哲哉
第II部 東アジアの国際移動と教育問題
第1章 台湾における移民受入政策と統治技術 王宏仁
第2章 台湾における国際結婚家庭の子育て 洪福財
コラム 「亜熱帯の松明−台湾国民小学二校見学記」 志賀幹郎
第3章 ベトナム人女性の育児における文化概念 Heidi Fung
第4章 韓国における多文化家庭の子供の教育 櫻井惠子
第III部 多民族共存への課題 国家・社会・個人
第1章 多元社会とインクルージョン−ドイツの外国人子女教育から− 木戸裕
第2章 現代イギリスの多文化主義と社会統合
−公教育における多様性の容認と平等の問題− 中島久朱
第3章 カナダにおける外国籍児童生徒の就学への対応 坂本光代
−在トロント日系新移住者を事例として−
コラム 「アメリカの補習校における新世代の母語教育」 カルダー淑子
第4章 カナダにおけるマイノリティの言語・教育文化と共同体主義的な多文化主義ーアルバータ州エドモントンの教育の動向からー 児玉奈々
以上です。
ご関心がおありの方は図書館や書店で手に取って頂けましたら幸いです。