2010/09/04

小さなUSBメモリに最新ファイルを保存したのに、それを忘れて愕然としたことのある方へ

世の中、動画や写真共有などが流行のようですが、頻繁に編集をかけるテキストで勝負する世界に生きている方が本研究会にも多くいらっしゃいます。

タイトルのように、仕事場で作成した文書ファイルを帰宅してさらに編集し、翌日また職場で編集・・・のつもりが、自宅にファイルを保存したUSBメモリを忘れてしまって、うなだれた経験はありませんか?

USBメモリから開放され、かつバックアップにもなるのが、「クラウド」などと呼ばれる各種サービスです。有名なものとしては、Google DocsやEvernoteなどがありますが、地下鉄や飛行機でオフラインの時に更新したり、最新ファイルをその場でコピーして発表用PCに移すなどの点から、Dropboxもオススメです。

Dropboxの良い点は、専用ソフトさえ入っていれば、同期フォルダの中にあるファイルをすべて同期して最新状態にしてくれることです。例えば、大学のPCに入っているワードで論文を書いていて、一段落して論文ファイルを同期フォルダに保存し、帰路に着きます。帰宅途中でアイデアを思いつき、ノートPCで同期フォルダにあるその論文に追記します。自宅で改めて論文を開き、編集・保存します。翌日、大学のPCで論文を開くと、すべての追記・修正が反映されたファイルになっています。ここでは3つのPCが同じ論文ファイルへアクセスしています。Dropboxの機能により、各PCが起動するたびに、論文ファイルは最新のものになりますので、上書き保存の確認や同じ名前のファイルが複数生まれることもありません。習うより慣れろ、ということで、さっそく利用手順をご覧の上、使ってみてください。

利用手順は次の通り:

1.まず、こちらのURLへアクセスし、アカウントを作成。登録後、専用ソフトをダウンロードします。
http://www.dropbox.com/referrals/NTEwODMxOTQ5

2.仕事で使うパソコンやiPhoneなどにインストールして、登録したメールアドレスとパスワードを最初に入れれば、あとは自動的に「Dropbox」フォルダを同期してくれます。

3.色々カスタマイズはできますが、「Dropbox」フォルダに放り込んでしまうのが楽のようです。

機密文書はやめておいた方が良いですが、論文ぐらいなら利便性を優先させ、特に、作業ファイルやそれに伴なうリファレンス・ファイル、一時ファイルなどの同期に強みを発揮すると思いますよ。その他の同じようなサービスは、こちらをご参照ください。