2013/12/19

【新刊案内】『ノンフォーマル教育:リアルな生活に根ざす教育へ』(新評論)のご案内

【新刊案内】『ノンフォーマル教育:リアルな生活に根ざす教育へ』(新評論)のご案内

​「​教育」とは、世界中で同じものを意味するのか。学校​の勉強​が役に立たないと感じてしまうのは、なぜか。世界各地には、「ノンフォーマル教育」と呼ばれる教育実践が数多く存在​する。その形態も内容も多種多様で、共通なのは「フォーマルでないこと」だけのようで​ある。

本書では、多様なノンフォーマル教育の全体像を捉えるための枠組みを提示したうえで、世界各地で実践されている様々なノンフォーマル教育を、それぞれの地域の歴史や社会事情などもふまえて幅広く紹介しています。執筆者は、比較教育、異文化間教育、教育開発、教育史、生涯学習・成人教育といった領域で国内外のノンフォーマル教育の事例を調査してきた若手研究者と、国際教育協力の現場でノンフォーマル教育のプロジェクトに携わってきた実務家たちです。

ノンフォーマル教育について考えるということは、教育のあり方を再考することでもあります。本書は、教育という営みの幅広さと奥深さを示す様々な事例を通じて既存の教育観を問い直し、将来に向けて「別様の教育」の可能性を模索する試みとなっています。

【目次】
まえがき
第1章
 ​ ​
教育と学校
 1.教育とは何を指しているのか
 2.国民教育制度としての近代学校
 3.さまざまな教育のかたち
第2章
​ ​
ノンフォーマル教育とは何か
 1.近代学校とは異なる教育
 2.ノンフォーマル教育の二つの意味
 3.ノンフォーマル教育はどのように論じられてきたか
 4.ノンフォーマル教育を把握するための枠組み
第3章
​ ​
 学校教育制度の課題とノンフォーマル教育
 1.近代学校教育への批判
 2.オルタナティブ教育の構想
 3.非正規の学校
第4章
​ ​
生涯学習を支えるノンフォーマル教育
 1.成人教育の国際的推進
 2.大人が学ぶ場、子どもが育つ場
 3.生涯学習の市場化と国際基準化
第5章
​ ​
教育開発の課題とノンフォーマル教育
 1.教育開発と国際援助
 2.初等教育の課題
 3.成人識字教育から地域づくりへ
 4.地域の文化に根ざした教育をつくる
第6章
​ ​
多文化社会の課題とノンフォーマル教育
 1.多文化社会における教育の課題
 2.異文化を生きる人々への学習支援
 3.アイデンティティ形成の資源を獲得する
第7章
​ ​
社会運動と結び付くノンフォーマル教育
 1.社会運動と教育
 2.対抗的な教育実践
 3.社会変革を目指す民衆教育
 4.労働運動と労働者教育
 5.「価値の制度化」を食い止める
第8章
​ ​
持続可能な社会のためのノンフォーマル教育
 1.これからの社会に求められる教育
 2.「ESDの10年」と実践
 3.学校におけるノンフォーマルなESD
 4.柔軟な教育や学習を捉える
第9章
​ ​
ノンフォーマル教育研究へのアプローチ
 1.ノンフォーマル教育を考えるための教育理論
 2.非正規学校に関する公式文書の分析
 3.コミュニティ研究とフィールド調査
あとがき

《​編者》
​丸山英樹 国立教育政策研究所国際研究・協力部総括研究官。博士(教育学)。専門は比較教育、教育社会学。
太田美幸 一橋大学大学院社会学研究科准教授。博士(社会学)。専門は教育社会学、成人教育、比較発達社会史。

《執筆者》
浅井孝司 岡山市ESD世界会議推進局長
江草由佳 国立教育政策研究所教育研究情報センター総括研究官。博士(情報学)
呉永鎬 一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程・日本学術振興会特別研究員
大橋知穂 国際協力機構(JICA)パキスタン国ノンフォーマル教育推進プロジェクト、識字・ノンフォーマル教育専門家
大安喜一 ユネスコ・ダッカ事務所教育担当官
岡村美由規 広島大学大学院教育学研究科特任助教
奥川浩士 株式会社コーエイ総合研究所 教育・産業人材開発室課長
小原優貴 日本学術振興会特別研究員(PD)。博士(教育学)
佐藤裕紀 早稲田大学大学院教育学研究科博士後期課程
新庄あいみ 大阪大学国際教育交流センター非常勤講師。博士(言語文化学)
田村梨花 上智大学外国語学部ポルトガル語学科准教授
藤田明香 博士(社会学)。
三浦綾希子 日本女子大学学術研究員。博士(社会学)
Kersti Sogel エストニア共和国の環境教育NGO職員

2013年1​2​月​1​6日発売/定価(​2,​200円+税)/四六判/​246​頁/新評論

《出版社情報・問い合わせ先》
​(株)新評論
〒169-0051
東京都 新宿区 西早稲田3-16-28
TEL:03-3202-7391
FAX:03-3202-5832

以上。

2013/06/17

2013年7月例会(7/20)のご案内

第三世界の教育研究会開催のお知らせ

今月の「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。



【日時】2013年7月20日(土)14時30分より

【場所】 国立教育政策研究所 第2特別会議室
[中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

【発表】
1.森下稔さん(東京海洋大学)
「民主主義の定着過程における市民性教育の課題―モルディブの児童生徒の現状から―」
(2008年大統領選挙以来、民主化とそれに伴う混乱が続くモルディブ共和国。そろいの色のTシャツを着てデモ行進するに対峙する警官隊。タイと同じような光景ながら、犠牲者は出ていない。民主主義の定着過程にあるモルディブでどのような市民性教育の課題があるのか、児童生徒への質問紙調査の結果をASEAN各国の結果と比較しながら考察する。)

2.三宅隆史さん(シャンティ国際ボランティア会)
「アフガニスタンの初等教育における学校図書館の教育の質へのインパクト」
()

会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://bit.ly/7Cb1aU
交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html

----------------------------------
第三世界の教育研究会ブログ
http://3rd-world-education.blogspot.com/ (2010年1月以降)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/ (2009年12月まで)
ソーシャルメディア
www.facebook.com/3rdworldeducation
twitter.com/3rdworlded
http://goo.gl/v7aRr

2010-

2013/06/03

2013年6月例会(6/15)のご案内

第三世界の教育研究会開催のお知らせ

今月の「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。

【日時】 2013年6月15日(土)14時30分より
【場所】国立教育政策研究所 第2特別会議室
 [中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
  ※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

 【発表】
1.斉藤 泰雄 さん(国立教育政策研究所)
「世界銀行の高等教育政策関連報告書の分析検討」
(1990年代以降,世界銀行の発表した一連の高等教育政策関連の報告書,1994 年,2000年,2002年の概要を分析しながら,開発途上国向 けの高等教育関連の 政策提言の内容,政策転換の背景,途上国の高等教育改革の方向性を検討する。)

2.米澤彰純 さん(名古屋大学) 
「アルトバック他編『新興国家の世界水準大学戦略』をどう読むか?」
 (今年末に引退を表明しているアルトバックの近年の代表作の日本版を、東信堂から出版させていただきました。第三世界を含めた比較高等教育研究に金字塔を打ち立てた氏の研究の到達点、そして我々の将来展望について、「第三世界研究」としてどう考えるか、監訳者として皆様と議論させてください。)

会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://bit.ly/7Cb1aU
交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html

----------------------------------
第三世界の教育研究会ブログ
http://3rd-world-education.blogspot.com/ (2010年1月以降)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/ (2009年12月まで)
ソーシャルメディア
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2013/05/20

(案内)6/1. 第5回アフリカ開発会議シンポジウム:アフリカの女子教育と教育協力における日本の役割

第5回アフリカ開発会議シンポジウム:アフリカの女子教育と教育協力における日本の役割

 プラン・ジャパンと教育協力NGOネットワーク(以下、JNNE)は、「アフリカの
女子教育と教育協力における日本の役割」のテーマで、
シンポジウムを開催します。プラン・ジンバブエからのジェンダー・アドバイザーを交え、アフリカにおける女子教育とその現状、
プラン・ジンバブエの取り組みをご報告します。
JNNEからは、ミレニアム開発目標(MDGs)や万人のための教育(Education for All)といった国際教育開発の課題や
教育協力における日本の役割について発表します。
また、外務省関係者を招いて、子どもたちから、政府開発援助(ODA)の教育分野への提言も行う予定です。
サイドイベント開催会場では、ブース展示も行います。

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6/1(土)  第5回 アフリカ開発会議シンポジウム開催
「アフリカの女子教育と教育協力における日本の役割」
主催:公益財団法人プラン・ジャパン / 教育協力NGOネットワーク(JNNE)
詳細URL:http://www.plan-japan.org/topics/news/130513ticad/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【日時】2013年6月1日(土)15:00~16:30
【場所】シンポジウム:パシフィコ横浜アネックスホール 小会場
http://www.pacifico.co.jp/visitor/accessmap.html
ブース展示:パシフィコ横浜アネックスホールのフォワイエ
【定員】150人(5/30までに要申込。どなたでもお申込みいただけます)
【スピーカー】(登壇順)逐次通訳あり
佐藤 活朗 (プラン・ジャパン事務局長)
ティノテンダ・ホンド (プラン・ジンバブエ ジェンダー・アドバイザー)
三宅 隆史 (教育協力NGOネットワーク事務局長)
「世界一大きな授業」に参加した子ども代表
【お申込み】
世界一大きな授業HPの申し込みフォームからお申し込みください
http://www.jnne.org/gce2013/download.html
【問合せ】プラン・ジャパン イベント担当
TEL : 03-5481-0030(平日9:00~17:30)
E-mail : event@plan-japan.orgevent@plan-japan.org>
HP: http://www.plan-japan.org/
三宅隆史
教育協力NGOネットワーク(JNNE)事務局長
電話:03-5360-1245, FAX:03-5360-1220
〒160-0015 新宿区大京町31 SVA気付
WEB: http://jnne.org/ mail: jnne@sva.or.jp

2013/05/18

講演会(5/21)【学力向上のために全国学力調査・国際比較学力調査から学べること】


講演会
 【学力向上のために全国学力調査・国際比較学力調査から学べること】

大規模な国際比較学力調査(PISA)やカナダの学力縦断調査(NLSCY)の設計・分析に長年かかわられてきたDouglas Willms教授を招聘し、
学力調査の分析をどのように教育政策に生かしていくか、特に学力格差、学力低下の是正に焦点をあてて、議論を深めます。

講演者: 
Douglas Willms
(Professor and Director, Canadian Research Institute for Social Policy, University of New Brunswick)

Kathleen Hughes
(Research Analyst,  Canadian Research Institute for Social Policy, University of New Brunswick)

日時: 2013年5月21日(火)10:00~12:00
会場: 早稲田大学早稲田キャンパス9号館5階第一会議室
言語: 英語
主催: 早稲田大学高等研究所

プログラム、講演要旨は下記サイトをご参照ください。

公開セミナー「アフリカにおける教育の課題」のお知らせ(6/5)

公開セミナー「アフリカにおける教育の課題」のお知らせ

 国際基督教大学教育研究所では以下の要領で公開講演会を開催します。
公開講演会は学内外を問わずどなたでもご参加いただけます。事前予約等は必要ござ
いません。
 アフリカの教育におけるポストMDGsを考える上での課題について、最前線でご活躍
の横関さんから政策レベルのお話を伺う良い機会になると思います。皆様のご参加を
お待ちしております。

演題:アフリカにおける教育の課題
講演者: 横関祐見子 博士(ユニセフ中西部アフリカ地域事務所・教育アドバイザー)
時間: 2013年6月5日(水) 11:30 - 12:40
場所: 国際基督教大学本館213教室
言語: 日本語
問い合わせ先:西村 幹子(nmikiko@icu.ac.jp

2013/04/30

2013年5月例会(5/18)のご案内

第三世界の教育研究会開催のお知らせ

「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。



【日時】 2013年5月18日(土)14時30分より
【場所】国立教育政策研究所 第2特別会議室
[中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

【発表】
1.石井 徹弥さん((株)コーエイ総合研究所)
「授業研究はモンゴルの教員を変えたのか?」
(モンゴルにおける授業研究は、2006年、教育省およびモンゴル国立大学・教育大学教員などの指導により少数の学校において試行的に始められた。その後2012年には、モンゴル全国の初等・中等学校の60%が授業研究を実施したという報告がなされた。授業研究に取り組むことになった初等・中等教員の意識、行動はどのように変化したのか、変化を促した要因は何か、そして今後の課題について報告する。)

2.アリウン トヤー・ミャグマルさん(一橋大学)
「モンゴルにおける幼児教育の量的拡大施策-チャルド・ケア・サービスの考察-」
(本報告では、近年モンゴル政府によって提案されている「チャルド・ケア・サービス」政策を土台にし、モンゴルの乳幼児教育・保育の量的拡大政策の展開、また国際社会における就学前教育施策に関する先行研究を考察し、公平な量的拡大をメッセージとして発信した同政策の意味や意図について検討する。)

会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://bit.ly/7Cb1aU
交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html
----------------------------------
第三世界の教育研究会ブログ
(2010年1月以降)
http://3rd-world-education.blogspot.com/
(2009年12月まで)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/

2013/04/20

(ご案内)5/15国際シンポジウム【学校と地域社会のより良い連携を目指して―日本と西アフリカの対話―】



ICUの西村幹子会員から、次の通りご案内がありましたので、転送します。

--
国際シンポジウムのお知らせ
【学校と地域社会のより良い連携を目指して―日本と西アフリカの対話―】

 国際基督教大学教育研究所は、国際協力機構との共催、三鷹市教育委員会後援
の下、学校と地域社会の連携に関する国際シンポジウムを開催します。
 現在、国際教育開発の分野では、教育の分権化と住民参加型学校運営が注目を
集めています。本シンポジウムでは、日本と西アフリカにおいて、地域住民がど
の様に学校運営に参加し、何が改善されているのか、今後の学校と地域住民との
関係はどのようであるべきか、という点について対話形式で各国の状況を共有し
ながら理解を深めていきます。そして、各国の状況を比較対比しながら、各地域
住民による学校運営の今後の課題と取り組みについて議論していくことを狙いと
します。
 参加申し込みは不要です。詳細は以下を参照の上、ふるってご参加下さい。

日時:5月15日(水)16:00~18:00(15:30開場)

会場:国際基督教大学 東ヶ崎潔記念ダイアログハウス2階 国際会議場
(http://www.icu.ac.jp/info/facilities.html)

プログラム:

16:00~16:05 開会の辞 
国際基督教大学 学長 日比谷 潤子

16:05~16:30 みんなの学校プロジェクト概要説明
国際協力機構コンサルタント・元ニジェール国みんなの学校プ
ロジェクトチーフアドバイザー 原 雅裕

16:30~17:10 パネルディスカッション
パネリスト: 貝ノ瀬滋 三鷹市教育委員長
グァバガ ウィンソン エマニュエル ブルキナファソ国民教育・識字省 事務次官
リー ババウセイヌ セネガル共和国国民教育省事務次官
バルム サリフ ニジェール共和国国民教育・識字・国語推進省事務次官
原 雅裕 国際協力機構コンサルタント

司会:    西村 幹子 国際基督教大学上級准教授  

17:10~17:50 質疑応答

17:50~18:00 閉会の辞
萱嶋信子 国際協力機構人間開発部部長

主催:国際基督教大学、国際協力機構

後援:三鷹市教育委員会

言語:日本語およびフランス語(日⇔仏の同時通訳がつきます)

問い合わせ先:西村幹子(nmikiko@icu.ac.jp)

2013/04/08

2013年4月例会(4/20)のご案内


第三世界の教育研究会開催のお知らせ

2010年1月の「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。



【日時】 2013年4月20日(土)14時30分より
【場所】国立教育政策研究所 第2特別会議室
[中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

【発表】
1.潮木 守一さん(名古屋大学名誉教授)
「90年代移行体制下での高等教育政策―カンボジアの事例」
参考:
http://www.ushiogi.com/1997cambojiaHE.pdf

2.大野 彰子さん(国立教育政策研究所)
「近年のカンボジアにおける教育事情:教育計画アドバイザーの視点から」
(教育計画アドバイザー(JICA専門家)として教育省にいた経験から、教育政策の最近の動向やJICAプロジェクト等の様子を紹介する)

会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://bit.ly/7Cb1aU
交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html
----------------------------------
第三世界の教育研究会ブログ
(2010年1月以降)
http://3rd-world-education.blogspot.com/
(2009年12月まで)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/

2013/03/11

2013年3月例会(3/23)のご案内


第三世界の教育研究会開催のお知らせ

2010年1月の「第三世界の教育研究会」例会を下記のとおり開催いたします。万障お繰り合わせのうえ、ご参加くださいますようご案内申し上げます。



【日時】2013年3月23日(土)14時30分より

【場所】 国立教育政策研究所 第2特別会議室
[中央合同庁舎第7号館東館(文部科学省)6階]
※入館にあたっては、時間外通用口にて本開催通知メールをご提示ください。

【発表】
1.浜野隆さん(お茶の水女子大学)
「教育開発研究と心理学-内田伸子・浜野隆編『世界の子育て格差』(金子書房、2012)について-」
 (教育開発はもともと学際的な性格を持つが、これまでは教育学、社会学、経済学、政治学、開発学などが主要ディシプリンであり、心理学はこれまであまり視野に入ってこなかったと思われる。2008~2012年にかけて実施されたお茶の水女子大学のグローバルCOEプログラムにおいては、教育開発と心理学との学際的共同研究を行い、昨年1冊の本を公刊した。その内容を紹介するとともに、心理学との学際研究をする中で感じたこと、今後の可能性・課題などについて話題提供したい。)

2.鴨川明子さん(山梨大学)
「ブルネイの教育改革と市民性教育」
(ブルネイ教育省は、2009年に「21世紀に向けた国家教育システム(SPN21)」を打ち出し、新しいカリキュラムを編成した。本報告では、教育改革の動向を概観した後、新しく取り入れられた「マレー・イスラーム・王政(Melayu Islam Beraja/Malay Islamic Monarchy)」と社会科を中心に、市民性教育の現状と課題を明らかにする。


会場案内: 千代田区霞が関3丁目2番2号
地図 http://bit.ly/7Cb1aU
交通案内は次のURLをご参照ください。
http://www.nier.go.jp/03_laboratory/05_access.html

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(2010年1月以降)
http://3rd-world-education.blogspot.com/
(2009年12月まで)
http://blog.livedoor.jp/the3rdworldeducation/